減災社会形成に関する総合プロジェクト

文部科学省の「特別経費(プロジェクト分)」の支援を受けて、2012年度(平成24年度)から新規に開始した大型研究プロジェクトです。
正式な研究テーマは、「巨大地震津波災害に備える次世代型防災・減災社会形成のための研究事業-先端的防災研究と地域防災活動との相互参画型実践を通して-」【略称:減災社会プロジェクト(GSP)】です。
詳しくは、こちらをご覧ください。

高知県(特に、四万十町興津地区)における地域津波防災教育プロジェクト

興津地区の方と四万十町興津小学校を中核とした「ぐるみの会」と呼ばれる地域組織とご一緒に、同地区の津波防災の実践活動と研究を進めています。
これまでの成果の一部は、興津小学校のぼうさい教育のページをご覧ください。

防災ゲーム「クロスロード」に関する研究

吉川肇子先生(慶應義塾大学)、網代剛さん(産業技術大学院大学)とともに作ってきた「クロスロード」の概要、参考書は、こちらです。
「クロスロード」のご購入は、こちら(京都大学生協ブックセンタールネ)から。
「クロスロード」をツールとした地域防災実践の輪が広がっています。「クロスロード」の自治体普及の先駆者である小溝智子さん(高知県)や林国夫さん(呉市)、「クロスロード」発祥の地でもある神戸に誕生した「神戸クロスロード研究会」の柿本雅通さん、浜尚美さん(神戸市)など、多彩な顔ぶれが集う「クロスロード・ファシリテータの集い」も、年2回にぎやかに開催しています。
クロスロード仲間の実践記録とアイデアが満載の「クロスロード新聞」は、こちらです。

【神戸市星和台におけるクロスロード】 実践の詳細は、こちらです。

私の友人である吉本和弘さんが長年とり組んでこられた神戸市の星和台地区における地域クロスロード実践のページです。吉本さんは神戸市消防局に勤務されていて、「クロスロード」作成のもとになった「神戸市ビデオインタビュープロジェクト」でインタビューに応じてくださったのがきっかけで出会いました。その後、「クロスロード」をプレーする仲間たちのサークルを通して、さらにお付き合いが深まりました(詳しくは、「クロスロード新聞」を参照ください)。
 その吉本さんが、地域コミュニティの問題や課題を、住民のみなさんと一緒に独自の設問にまとめあげ、その設問を作成して実施する「クロスロード」を、平成18年(2006年)から継続されています。その素晴らしい成果をここに公開してくださいます。「クロスロード」をここまで発展させていただいたことにも心から感謝申し上げたいですし、地域の自治会や自主防災組織の新しい活動のあり方を模索する試みとしても大いに期待されるものだと思います。
 吉本さん、ありがとうございます!

ゲーミング技法を中心とした参加型の防災教育・訓練技法の開発研究

主な成果物である「防災ダック」、「防災すごろく」の概要については、こちらをご覧ください。

「防災人間科学」に関する一連の研究

理工系が主導する研究領域である防災研究に関わる経験を通して、逆に、心理学をはじめとする人間・社会科学系の研究が拠って立つべきパラダイムについて理論的な検討を進めています。
同じ観点から、岡田憲夫先生(京大・防災研究所名誉教授、現:熊本大学)が提起されている「実践適用科学(implementation science)」についても考察しています。

被災者による被災体験の継承活動と実践的研究

阪神・淡路大震災の被災者の方々と10年あまり続けてきた活動です。引き続き、皆さまのサポートをお願いします。
「震災語り部グループKOBE1995」の詳細は、こちらです。 
活動を通して、「記憶・記録」、「語り(ナラティヴ)」、「場所」などをキーワードとする研究論文もまとめています

「満点計画」と連動した防災教育・アウトリーチ研究

防災研究所地震予知研究センターの飯尾能久教授らが推進してきた、内陸型地震観測に関する「満点計画」を、学校や地域社会の防災教育と連動させ、あわせて最先端のアウトリーチ方法を人文・社会科学と自然科学を融合させた観点から検討する研究を推進中です。「満点計画」については、こちらをご覧ください。
現在、京都府京丹波町下山小学校、鳥取県日野町根雨小学校の2つの小学校に地震計を設置し、教育と研究を進めています。

阿武山地震観測所サイエンスミュージアム構想

人と防災未来センターの展示ディレクターの平林英二さんのチームや、城下英行先生(関西大学社会安全学部)他と協力しながら、地震予知研究センターの阿武山観測所をサイエンスミュージアムとしても活用する活性化プロジェクトを進めています。

このプロジェクトについては、随時、観測所見学会(阿武山オープンラボ)や、サポートスタッフの養成講座などを行っています。詳しくは、こちらをご覧ください。

突発災害に関する調査研究と被災地支援

東日本大震災はもちろん、内外で生じる災害の被災地で支援活動や調査活動を実施しています。

近年では、2008年中国・四川大地震、2008年岩手・宮城内陸地震、2008年神戸市都賀川災害の被災地を訪ね、被災地支援や被災地間の交流の促進、そのための基礎研究を実施しています。
東日本大震災については、日本災害救援ボランティアネットワーク(理事長:渥美公秀氏)の一員として、岩手県九戸郡野田村への応援、交流を続けています。詳しくは、こちら
津波防災をめぐって野田村と高知県の集落との交流や、語り部グループの活動の一環として、神戸の子どもたちと野田村の子どもたちの交流なども進めています。
また、こうした実践の成果と課題については、防災人間科学、防災教育論の観点からまとめ、学術論文などとして公刊しています。

防災教育に関する研究

防災人間科学の立場から、防災教育を「防災についての教育」ではなく「防災を通じた教育」へと転換させることを目標に、防災教育についての理論的研究を進めています。
同じ防災研究所の地震予知研究センターが進める「満点計画」、人と防災未来センターの「次世代語り部プログラム」や「災害メモリアルKOBE」との連携などを通じて、常に実践的な研究を心がけています。
兵庫県立舞子高校環境防災科(諏訪清二先生)、神戸学院大学防災・社会貢献ユニット(舩木伸江先生)など、関係機関とも密接に連携しています。

ナラティブ研究、アクション・リサーチ・社会構成主義・ゲーミングなどを融合した新しい実践研究

社会構成主義を中心としたグループ・ダイナミックスの研究。恩師杉万俊夫先生(京都大学)や同級生の渥美公秀先生(大阪大学)とともに進めてきました。グループ・ダイナミックス学会について、詳しくは、こちらです。 
・ナラティヴに関する研究プロジェクト(「フィールドの語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法」)に参加しています。この領域は、やまだようこ先生(京都大学)のチームとご一緒させていただいています。
・心理学における質的研究の推進に関わっています。詳しくは、こちらです。

人と防災未来センターでの研究活動

震災資料の収集・保存・活用の活動に携わっています。詳しくは、こちらで す。
自治体の方を対象としたセミナーも担当しています。
「災害メモリアルKOBE」や「次世代語り部プログラム」も、人と防災未来センターの事業です。

「災害メモリアルKOBE」の運営と開催

阪神・淡路大震災の翌年から毎年開催されてきた「メモリアル・コンファレンス in KOBE」を継承したこのイベントをメンバーとともに開催しています。
私がコーディネーターを務めた2009年のイベントで、阪神・淡路大震災後、お父さんと同じ道(消防士)に進んだ女性、恩師と同じ職業(小学校教師)を選んだ女性をゲストに招き、震災ジェネレーションの今を考えました。

「KOBE虹会」、「関西なまずの会」を通じた活動

「KOBE虹会」は、被災者、防災を学ぶ高校生・大学生、マスメディア関係者、自主防災組織の関係者、災害NGOのスタッフ、研究者など、多種多様なメンバーで構成されるカジュアルな防災研究会。2006年の設立以来、これまで、30回にのぼる研究会をもってきました。その世話人を近藤誠司さん(関西大学社会安全学部)と共同で務めています。
「関西なまずの会」は、関西地区のマスメディアの方々と防災研究者が運営する防災研究会。2008年の設立以来、継続して、定例の研究会が開催されています。こちらも、数名の方々と共同世話人を務めています。詳しくは、 こちらです。

「生活防災」の発想に基づく地域防災力の向上に関する実践と研究

「生活防災」をキーワードに、地域防災を考え直す活動を理論、実践両面で推進しています。
「加古川グリーンシティマンション」の大西賞典さんなど、この方面で先進的な取り組みをされている方々との交流も深めています。同マンションのすばらしい成果については、 こちらをご覧ください。

研究成果の活用と発信

各地でのセミナー、ワークショップ、講演などを通じて、研究成果の実践的活用を図っています。
また、研究成果をマスメディアに発信しています。

詳しくは、こちらです。