*本プロジェクトは、2014年度から2018年度に、内閣府の内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の助成を受けて実施されました。

津波の防災・減災対策を推進するうえで、避難訓練が有効であることは明らかです。そこで、一人ひとりが主役となる避難訓練の手法の一つとして、開発・研究に取り組んでいるのがスマートフォンをベースにした「津波避難訓練アプリ 逃げトレ」です。「逃げトレ」は、津波ハザードマップや津波到達時間を提供し、移動中の訓練者の現在位置や経路、スピードなどをGPSで記録し、訓練結果を判定するものです。これまで、高知県、大阪府、愛知県、千葉県の一部地域と協力して社会実装に努めてきました。「緊張感を持って訓練できた」「津波を意識して訓練できた」という言葉も聞かれています。避難訓練に、津波のリアリティを加える一つの手法であり、訓練の課題を解決するツールとして役立つことを目指しています。

「いつでも、だれとでも、思い立ったらその場で気軽に」津波避難のトレーニングを可能としています。避難訓練中、いま、津波がどこまできているのか、5分後、10分後にはどこまでくるのか、地図で確認しながら、臨場感のある避難訓練ができます。訓練終了後は、すぐにその場で訓練の成否の確認ができ、「あと何分早く避難を始めるべきだったか」や、「どこで津波に追いつかれたか」などがわかります。この訓練結果は保存でき、メモを書き込めば、私だけの「避難カルテ」ができあがります。自分自身の避難行動や対策について考えるきっかけともなります。

今後は、一人ひとり別々に実施された訓練のデータを、地域全体の避難計画の見直しや避難場所整備に活用していけるように議論を重ねています。

現在、android版とiPhone版ともに、アプリストアからダウンロードしていただけます。(以下リンク参照)

*本プロジェクトは、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の助成を受けています。
*現在、津波浸水シミュレーションは、内閣府「南海トラフの巨大地震モデル検討会」(平成24年8月29日)が公表した、浸水域に対応しています。

「福岡工業大学・特許第5737683号を使用」

<参考>
逃げトレwebaサイト:https://nigetore.jp/
Android版 GooglePlayサイト:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.r2ms.Edtt
iPhone版 AppStoreサイト:https://itunes.apple.com/jp/app/id1128049966?mt=8
逃げトレ使い方ガイド:https://nigetore.jp/howtouse.html
矢守克也「津波避難訓練支援アプリ「逃げトレ」の開発と社会実装」プロジェクト報告・京大防災研研究発表講演会20180220:https://youtu.be/9CeLlOZfgb4
内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)サイト:http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/